キャバクラ体験入店

キャバクラで働き出した友人が終電がなくなると一人暮らしの私の家に泊まりに来るようになった事がきっかけで、キャバクラで一緒に働かない?と誘いを受けました。

友人いわく、1日だけ試しに働いてみる体験入店だけでも時給2500円貰えるから、1回だけやってみようとの事でした。

その話を聞き私がまず思ったのは、やはり高額バイトだ!という点です。友人の「私もいるから大丈夫だよ」という言葉に、どんなものかやってみるか?と思い、早速、友人と一緒にお店に行く事になりました。

夕方、お店が始まる前に友人と雑居ビルのエレベーターを上がり着いた場所、ホストのようなギャル男風のスーツを着た男性が数人一斉に振り返り私を見ると、緊張はピークに。

まずは、面接。名前、住所、電話番号、生年月日、週に何回何時から何時まで出勤出来るかなど、その場で渡された紙に書き、身分証明書を渡しコピーをします。

私は、こんな見ず知らずの親にも言えない職場の人に、個人情報を渡して良いのだろうか?と不安になりましたが、結果論ですが、何もありませんでした。

取り敢えず、面接は合格。体験入店希望でも、面接で落とされてしまえば体験入店はさせてもらえないそうです。

最初なので不安もあり、オープンの20時から友人が終電で帰る時間の0時まで4時間、働いてみる事になりました

手ぶらで来た私に、男性スタッフが店の服を貸してくれました。腰骨が見えるのではないかと思うほどスリットの入った青のセクシーなドレス、履いた事がないほど高いピンヒール、ただの大学生からTHEキャバ嬢になった瞬間でした。

キャバクラ体験入店

友人に誘われ友人が働くキャバクラの体験入店をする事になり、セクシーなドレスとピンヒールに着替えキャバ嬢の姿に変身した私は、いよいよオープンの20時を迎えました。

私が男性スタッフ(ボーイ)に渡されたのは、ダウンコートとお店のビラ。始めの1~2時間はお客さんが少ないので、女性キャストもボーイも外でビラを配るとの事

夜の街を自分がこんな格好でいるのは言葉にするのは難しい、とても変な気分だったのを覚えています。

ただ、20時になったらいよいよ接客だと思っていたので、少し緊張がほぐれ、このままずっとビラ配りだけしていたいと思っていました。

友人Aにもボーイにも、店で使う源氏名という本名とは違う名前で呼ばれる事に若干の違和感を感じながらも憧れていたオシャレな名前、別人になった気分を味わっていました。

そんな矢先、お客さんが店に入る事になりまた緊張がピークに。

私が初めて付いたお客さんは、忘れもしないサラリーマンの団体さんでした。ボーイが私の友人Aと同じテーブルに付けてくれたので、友人Aが全て上手くサポートしてくれました。

「○○で~す。宜しくお願いしま~す。この子は○○ちゃんで~す。今日、体験入店なんで、お手柔らかにお願いしますね」「ウイスキーと焼酎どちらになさいますか?濃いめ?薄め?」そう言いながら、グラスに氷を入れて手際良くお酒を作る姿、まだたった1ヶ月しか働いていないはずの友人Aは、キャバクラの仕事がすっかり板に付いている姿に驚きました

でもキャバクラの仕事とは覚えやすいのでしょうか。2時間も経たないうちに、3~4組目のお客さんに付く頃には私もその台詞やお酒をスムーズに作れるようになっていたのです

キャバクラ体験入店②

l,k友人Aが働いているキャバクラに体験入店をしてみる事になり、いよいよ接客が始まりましたが、その日はお店がとても混んでいて忙しく働いていたので、時間はあっという間に過ぎ、体験入店は何事も無く無事終了

要は、色んなタイプの男性と上手く話をする仕事なんだと思いました。

私は話す事は嫌いではないので、初めて会う男性とも結構スムーズに人見知りもなくキャバクラ初体験にしては話せたほうだと思いました。

なんといっても「今日、体験入店でこの仕事初めてなんです」と言うだけで、お客さんが食いついてくれたので、それがネタとなり話に困るという事がなかったという事も大きかったと思います。

マネージャーに呼ばれ「お疲れ様」と言われ、お給料を封筒にも入れずそのまま1万円手渡されました。たった4時間で1万円です。そしてマネージャーに「次いつ来れる?」と聞かれました。

正直、体験入店を終えた時点で、今日は無難に仕事はこなせましたが、私には続けられる仕事ではないな…と思っていたので返答に詰まってしまいましたが、何故かその雰囲気で「この仕事は私には無理です」と言える事が出来ず、3日後にまた来ると言う事で帰りました

夕方から面接が始まり初めての世界、知らない男性スタッフや女性キャスト、その日から即仕事、バタバタとしながらあっという間に終わった1日ですが、とても濃い1日でした

頭の中が色々巡って、家に帰りどっと疲れが出ました。やはり、高額バイトには、それなりに身を削っている理由があるから妥当な金額なのかもしれない…と考えながら、何故仕事を断れなかったのだろうと自分を責めながら、次の仕事の日までただただ憂鬱な時間が流れました

 

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です