キャバ嬢は源氏名を使用し、嘘で塗り固めています。仕事の性質上、そうしなければならないのですが嘘が普通の世界です。
好きでもない相手でも、好きなように見せなければなりませんし、楽しくなくても楽しい素振りを見せなければならないのです。
キャバ嬢を理解しなければキャバ嬢の心を掴むことはもちろん、キャバ嬢の嘘すら見抜くことが出来なくなります。
そうなればただの盲目な客になります。キャバ嬢の本音を探り、気持ちを理解して初めて本当の女の子の気持ちが分かります。
キャバ嬢がどんな気持ちで始めるのか?などキャバ嬢自ら体験したキャバ嬢という職業について本音の部分などを体験談から理解してみましょう。
もちろん一例ではありますがキャバ嬢と言う職業についている心境を少しは伺い知れると思います。
友人がキャバクラデビュー
18歳で大学進学のため上京した私は、大手百貨店があるような大きな駅の近くに住んでいました。繁華街の賑わいは田舎から出てきた私には眩しい世界でした。
しかし、繁華街にくり出す余裕もなく、大学1年の前期は学校の履修科目も多く、慣れない生活と勉強に追われる日々でした。
前期日程が無事終わり後期に入った頃、大学の友人Aが頻繁に泊まりに来るようになりました。しかも、泊まりに来る時間はいつも午前3時頃。
私は夜行性だったので普段から寝るのが遅いタイプで友人Aが来る時間も普通に起きていましたが、きっと友人は寝ていても泊まりに来ていたでしょう。
私の周りには実家から大学に通っている人がほとんどだったので、一人暮らしをしている私の自宅は友人が泊まる事もしばしばありましたが、それは私と遊んでそのまま泊まるといった形であって、友人Aの場合は完璧ホテル代わりといった使い方。
理由を聞いてみると、前期日程が終わり夏休みに入ってから、キャバクラで働き出したと言うのです。
夏休み期間は、私が実家に帰っていたので泊まる事が出来ず、私が帰って来た事で泊めてほしいと言われました。
友人Aは、平日は次の日の学校の事も考え終電まで働き実家に帰るから、週末だけでも終電を気にせず働きたいから泊めてほしいと頼まれました。
頻繁に泊まりに来るのは少しうっとうしいと思いつつも、週末1~2日なら良いかな、と思い受け入れました。
友人Aは、家族には平日は居酒屋で終電までバイトをして、休日は大学の友人と勉強のため外泊と言っていたそうです。
その友人Aに「私の働いているキャバクラで一緒に働かない?」と誘われた事が、私のキャバクラ体験の始まりでした。